北朝鮮の弾道ミサイル発射、国際社会への脅威=米国務省報道官

[ワシントン 25日 ロイター] – 米国務省の報道官は25日、米国は北朝鮮による今週の弾道ミサイル発射を非難すると述べ、同国の核・弾道ミサイル計画は国際社会の平和と安全にとって深刻な脅威だとの見方を示した。

報道官は「米国は(北朝鮮による)情勢を不安定にする弾道ミサイルの発射を非難する」と述べ、「ミサイル発射は複数の国連安全保障理事会決議に違反し、地域や国際社会全体にとって脅威だ」とコメントした。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信社(KCNA)は26日、同国が25日に新型戦術誘導ミサイル2発を発射し、600キロ離れた目標を正確に打撃したと伝えた。

米国務省報道官は、北朝鮮の核・弾道ミサイル開発は「違法」で、世界の核不拡散体制を損ねているとも指摘した。

また、韓国と日本の防衛に対する米国のコミットメントは、なおも「揺るぎない」とした。

バイデン米大統領は25日の記者会見で、北朝鮮について、ミサイルを発射したにもかかわらず、米国は外交の道を閉ざしていないと表明。ただ北朝鮮が事態をエスカレートさせれば、対応すると述べた。

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