プーチン露大統領、コロナワクチン接種後に軽い副反応と明かす

[モスクワ 28日 ロイター] – ロシアのインタファクス通信によると、同国のプーチン大統領は28日、放送局「第1チャンネル」のインタビューで、23日に新型コロナウイルスワクチンの2回接種の初回分を受けた後、軽い副反応があったと明らかにした。翌朝起床した際、軽い筋肉痛を感じたという。

「体温を計ってみたら平温だった」と語った上で、注射された部位に違和感もあったとした。

ロシアでは国産承認第1号の「スプートニクV」を中心に計3種類のコロナワクチンが接種されているが、プーチン氏は自分がどのワクチンを打たれたのかは明らかにしなかった。接種した医師が知っているとだけ語った。

ロシア大統領府は同国で接種を開始した昨年12月に、プーチン氏も接種を受けることを決めたと発表していた。同氏は遅延の理由について、接種を受ける予定だったワクチンと混合する必要があったためだとした。その上で、3種類のワクチンはどれもほぼ同等だと述べた。

ロシアの独立系世論調査機関レバダセンターによると、3月1日時点で国民の3分の2近くはスプートニクVの接種を受けたくないと考えており、回答者の大半は副反応を主な理由に挙げている。

プーチン氏は22日に、人口約1億4400万人のうちこれまでに約430万人がワクチン接種を2回目まで済ませたとしていた。同国のコロナ感染者はこれまでに450万人を超えている。

プーチン氏は、今年の夏の終わりまでにロシアが集団免疫を獲得し、コロナ関連の制限措置を解除できると期待しているとも述べた。

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