中国軍機が台湾防空圏進入、訪台中のパラオ大統領の会見直後

[台北 29日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は29日、中国軍の戦闘機8機と哨戒機2機の計10機が台湾の防空識別圏に進入したと発表した。一部は太平洋側まで飛行。台湾側は空軍機を緊急発進(スクランブル)させて対応した。

国防部の発表のわずか30分弱前には、台湾と外交関係を続けている太平洋の島しょ国、パラオのウィップス大統領が訪問先の台湾で、記者団に自国に対する中国の圧力に屈しないと表明していた。ウィップス氏の訪台には米国の駐パラオ大使が異例の同行をしている。米国は台湾とは外交関係がない。

中国の外務省は29日にこれに先だって、米国の駐パラオ大使も訪台したことを批判し、米国政府が台湾との公式接触をやめるべきだと表明していた。

台湾はここ何か月も、進入する中国機へのスクランブルを繰り返しており、直近では26日にも実施している。

関連記事
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。
鬼木誠防衛副大臣は29日、フィリピンを訪問し、同国のテオドロ国防相と会談した。日本がフィリピンに供与する移動式警戒管制レーダー2基目の引き渡し式典にも出席した。東アジア地域における中国共産党の拡張に対して連携して抑止を図る。
戦争、死、破壊、大脱走はアフガニスタンにとっては日常茶飯事。カブールで起きた悲劇的な出来事の中で、ある女性記者の物語が際立っていた。バスナヤニマ・バスさんはインドのオンライン出版『Print』の記者としてカブールに派遣され、タリバンが政権を掌握する約一週間前にアフガニスタンの首都を逃亡した。エポックタイムズは独占インタビューで、バスさんはタリバンがカブール空港を占拠した数日後の逃亡を語った。
アメリカの宇宙関連の高官は、中国共産党が太平洋上空で密かに宇宙軍を強化しており、インド太平洋地域の安全保障を脅かしていると警告している
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの創業者で元最高経営責任者(CEO)の趙長鹏被告(47)に対し、米検察当局は23日、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮3年の実刑判決を求刑した。赵被告は昨年11月、反マネロン法違反の罪状を認めており、30日にワシントン州シアトルの連邦地裁で量刑が言い渡される。