米国とフィリピン、中国の南シナ海での活動巡り協議

[ワシントン 31日 ロイター] – 米ホワイトハウスによると、サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)とフィリピンのエスペロン大統領顧問(安全保障担当)は31日、電話で会談し、中国の南シナ海での活動について協議した。

フィリピンは、同国の排他的経済水域(EEZ)内にある南シナ海のウィットサン礁に数百隻の中国船が集結しており、船舶に海上民兵が乗船していると主張。

中国の外交筋は、船舶は荒波を避けるため避難しているだけで、海上民兵は乗船していないと反論している。

ホワイトハウスによると、サリバン補佐官とエスペロン顧問は「米国とフィリピンが、引き続き緊密に連携して、南シナ海の課題に対応することで一致」した。

また「サリバン補佐官は、米国が同盟国のフィリピンとともに、ルールに基づく国際海洋秩序を支持することを強調し、南シナ海への米比相互防衛条約の適用を再確認した」としている。

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