オランダの組閣作業が難航、議会が首相の非難決議採択

[アムステルダム 2日 ロイター] – 先月議会選が行われたオランダで組閣作業が難航している。議会は2日、ルッテ首相が組閣交渉中の発言について「真実を語っていなかった」として、首相の非難決議を採択した。

ただ首相の不信任決議案は僅差で否決され、首相が辞任に追い込まれる事態は回避された。

首相は記者団に「議会は私に重大なメッセージを送った。信頼を取り戻すため、最善を尽くす」とし「非常に深刻な問題だった。謝罪する」と述べた。

組閣交渉がいつどのような形で再開されるかは不明。

先月行われた議会選ではルッテ首相率いる与党が勝利。ただ、第2党となった政党の党首は「自分がルッテ氏なら続投はしない」として、新政権に参加するかどうかを明言していない。

ルッテ首相は今月1日、これまでの発言を翻し、前政権に批判的だった有力議員にどのようなポストを与えるかを内密に協議したことを認めた。

これを受け、議会は首相が「真実を語っていなかった」との非難決議を採択した。

ルッテ氏は54歳。10年以上にわたって首相を務めている。同氏はこれまでの実績をアピールし、続投する意向を示している。

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