マレーシア外相、王毅氏への「兄」発言巡り釈明 独立維持と強調

[クアラルンプール 3日 ロイター] – マレーシアのヒシャムディン外相は3日、中国の王毅・国務委員兼外相を「兄」と呼んだことを巡り国内で批判が出ているのを受け、マレーシアは外交政策の独立性を維持していると強調した。

ヒシャムディン氏は外相就任後初めて中国を訪問し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)対応や危機後の協力などで両国の緊密な連携を望む立場を王毅氏に伝えた。

だが、1日の共同記者会見で王毅氏に対し「あなたは私の兄であり続ける」と発言したことを受け、マレーシア国内で物議をかもした。

▶ 続きを読む
関連記事
現在、ネットワーク機器大手のTP-Linkが米連邦取引委員会(FTC)をはじめ複数の政府機関から調査を受けている。調査は、同社が昨年の組織再編後に中国共産党との関係を意図的に希薄化して見せ、企業イメージを米国企業として誤認させた可能性があるとの指摘を受けたもの。
香港の大火災を悼む掲示が大学で封鎖され、学生会は事実上の解散扱いに。追悼すら囲われる沈黙の圧力が、いま大学キャンパスにも広がっている。
マクロン大統領は訪中で、中共が対EU貿易黒字を是正しなければ、EUは関税引き上げなどの強硬措置を取らざるを得ないと警告。中国製品の欧州市場流入が産業を圧迫していると強調した。
「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」は11月8日「ブリュッセル声明」を発表。その中には臓器収奪を防止するための国際基準を定めた立法意思に関する声明も含まれている。
新疆では、かつて漢人の比率は5%未満だったが、中共政府の大規模な移民政策で現在ではウイグル人を上回る勢いで増加。習近平政権は力による民族同化へと政策を転換し、ウイグル文化そのものの排除へと踏み込んだ。「日本も他人事ではない」