ミャンマー民主派、「沈黙のストライキ」呼び掛け

[16日 ロイター] – ミャンマーの民主派は16日、「沈黙のストライキ」を呼び掛けた。国軍が2月1日のクーデターで実権を掌握して以来、デモ弾圧で700人以上が死亡しており、外出を控えて犠牲者を悼み、外出する場合は黒を着ることで抗議の意思を示そうとしている。

市民の多くはこれまで連日、街頭で抗議活動を繰り広げており、治安部隊による弾圧が強まるなか、民主活動家は新たな抗議方法を提案している。

デモを主導するEi Thinzar Maung氏はフェイスブックのページで「道路を沈黙させよう」と呼び掛け、沈黙で強いメッセージを発信できると強調した。

16日は、「ティンジャン(ミャンマー正月)」の3日目。大半の市民は通常の祝賀をやめて抗議に力をいれている。

ラジオ・フリー・アジアによると、中部ミンジャンでは前夜に2人が射殺された。国軍報道官のコメントは得られていない。

国軍は軍部隊の任務放棄を促す行為を違法とする法律に基づき200人以上を指名手配し、名前も公表。また、15日は主要なデモ主催者のほか、クーデターを非難した俳優や歌手を逮捕した。

オンラインメディアの「ミャンマー・ナウ」は兵士らが15日遅くに第2の都市マンダレーの有名な僧院を強制捜査し、2人を逮捕したと報じた。

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