マスク氏のスペースX、NASAの有人月着陸機受注 29億ドル規模

[ワシントン 16日 ロイター] – 米航空宇宙局(NASA)は16日、有人月飛行の「アルテミス計画」で、宇宙飛行士を月面に運ぶ宇宙船の建造をイーロン・マスク氏のスペースX社に委託すると発表した。29億ドル規模の契約。

NASAの月面着陸船開発は、スペースX、アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏のブルーオリジン社、ダイネティクスの3社が候補となっていた。スペースXが単独で応募したのに対し、ブルーオリジンは、米防衛大手のロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマン、ドレーパーと組んだ。

発表を受け、マスク氏はツイッターに「NASAが決めた」と投稿した。

NASAは発表会見で、「マイルストーンを達成すれば2024年に月面着陸が実現する」と説明した。

NASAは、月への定期飛行を目指しており、これについて別途契約選考を実施するとしている。

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