印首都でコロナ重症者用ベッド不足が深刻化、地元当局が連邦政府に窮状訴え

[ニューデリー 18日 ロイター] – インド国内で新型コロナウイルスの感染者が特に多い地域の1つである首都ニューデリーで、重症者用ベッド不足が深刻化し、地元当局が連邦政府に窮状を訴えている。

ケジリワル・デリー首都圏首相は会見で、人口2000万人を超える首都圏の重症者用ベッドが100床未満しか残っていないと指摘。「もっと心配なのは過去24時間で陽性率が24%から約30%まで上がったことだ。感染者数は非常に急速に増加を続けており、ベッドはあっという間に埋まっている」と語った。18日のニューデリーの新規感染者は2万5500人。

ソーシャルメディアでは、ベッドや酸素吸入器、医薬品などが手に入らないことに不満を表明する投稿があふれ返っている。

こうした中でデリー首都圏政府は、ベッドと酸素吸入器がいかに緊急に必要かを連邦政府に知らせており、現在各学校内にベッドの設置を進めているところだと説明した。

ニューデリーは16日夜から19日早朝まで外出禁止令が発出されている。

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