<書評>清水ともみ著『命がけの証言』
この一書は、漫画家の清水ともみさんが描いた「漫画」である。
言うまでもないが、娯楽を目的とするような漫画ではない。短時間で一気に目を通せるのは、内容の濃度が薄いからでは決してなく、このテーマがもつ岩のような重さと、清水さんの描く登場人物(それは実在の証言者である)の「目」がまっすぐに読者に向けられていて、読むものを引きつけて離さないからである。
そこに描かれているのは、中国共産党による、残虐かつ卑劣極まる悪魔の所業である。心優しく、働きもので、善良なイスラム教徒であるウイグル人を、なんと民族浄化によって「消滅」させようとしている。しかもそれは過去のことではない。21世紀と私たちが呼んでいる現在、それが行われているのだ。
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