金融業界の気候変動対策支援へ、国連・米が新たな枠組み公表

[ロンドン 21日 ロイター] – 国連のカーニー気候変動問題担当特使と米政権で同問題を担当するケリー大統領特使は21日、温室効果ガスの排出量をネット(実質)ゼロにする世界の取り組みで、金融業界の行動を支援する新たな枠組みを発表した。

多くの大手行や保険会社、資産運用会社が何らかの対策にコミットし始めているものの、枠組みが異なるほか、一部は気候科学に基づいていなかったり、現在から2050年までの間で中間目標を設定していなかったりする。

こうした問題に対処するため、「グラスゴー・ファイナンシャル・アライアンス・フォー・ネットゼロ(GFANZ)」という新たなグループを結成し、ネットゼロへの既存の取り組みを統括し、あらゆるセクターの対策が整合性のある野心的なものになるよう目指すという。

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