英のゼロ排出目標、他国も採用を サミットでジョンソン氏演説へ

[ロンドン 21日 ロイター] – 英国のジョンソン首相は22日にバイデン米大統領が開く気候変動サミットでの演説で、2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロにする英国の目標を他国も採用するよう呼び掛ける。英首相府が明らかにした。

ジョンソン氏は20日、温暖化ガス排出を35年までに1990年比で78%削減すると表明し、実質ゼロの達成に向けた世界で最も野心的な目標だと強調した。

22日の演説では「経済を成長させながら排出を削減することが可能だ、と英国は証明してきた。実質ゼロの達成は、技術的というより政治的な問題ということになる」と述べる見通し。

▶ 続きを読む
関連記事
パテルFBI長官は12日、ホワイトハウスでの記者会見で、トランプ大統領がフェンタニル製造に使われる化学前駆体を全面的に禁止する大統領令を発表したと明らかにした。さらに、中共側も関連する7社の化学企業を監督・管理することで合意したと述べた。
中国大手サイバーセキュリティ企業「知道創宇」で内部資料約1万2千件が流出。マルチOS対応の攻撃ツールや世界80か国超の攻撃対象リストが含まれ、国家主導のサイバー攻撃活動の実態が明らかになり、国際社会に衝撃を与えている。
アメリカの マルコ・ルビオ国務長官は、12日に開催された G7 外相会議の席で、一部同盟国から米軍がカリブ海地域で麻薬輸送船に空爆を行ったことに対する合法性の批判を受け「ヨーロッパ諸国には、ワシントンが自国の安全をどう守るかを決める権利はない」と発言した。
米ワシントン・ポストの調査によると、中国の化学メーカーが覚醒剤(メタンフェタミン)の製造に使われる前駆体化学品を東南アジアの無政府地帯に大量に輸出しており、現地の武装勢力や犯罪組織が過去最大規模で覚醒剤を製造・密売していることが明らかになった。
シリア政府は10日、トランプ米大統領との会談を受け、過激派組織「イスラム国(ISIS)」の掃討を目的とするアメリカ主導の国連軍に参加することで合意した。シリア政府関係者が明らかにした。