米、対イラン間接協議でなお大きな隔たり=米高官
[パリ 21日 ロイター] – ウィーンで進められているイラン核合意の再建に向けた米イラン間接協議について、米国務省の高官は21日、多少の進展はあったものの、義務履行に戻る手順を巡り双方になお大きな隔たりがあると明らかにした。
高官は電話会見で「依然として意見の相違があり、一部はかなり重大な相違だ。結論に近いわけではなく、結果がどうなるかはなお不透明だ。多少の進展はあった。実務的かつ生産的な交渉で、克服すべき相違点は依然多い」と語った。複数回の協議が必要になるとの見方も示した。
高官によると、核合意復帰のために米国が解除すべき制裁や、イランが再び核開発を制限する義務を履行するために必要な手順に関し、特に大きな隔たりがあるという。
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