独ビール祭り「オクトーバーフェスト」、今年も中止に コロナで

[ベルリン 3日 ロイター] – ドイツ・バイエルン州のゼーダー首相は3日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を踏まえ、同州の州都ミュンヘンで毎秋に開催する世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」を中止すると発表した。2年連続での中止となる。

ゼーダー首相は、オクトーバーフェスト開催には多額の資金が投じられることから、パンデミックを巡る状況が不確実な中、リスクが大きすぎると説明。さらに、参加者のソーシャルディスタンシング(社会的距離)の確保やマスク着用を義務付けることが困難と述べた。

オクトーバーフェストには毎年、約600万人の人が集まり、ビールやソーセージなどを楽しむ。国外からも多くの人が訪れる。今年は9月18日─10月3日の開催が予定されていた。

ドイツではこれまでに人口の28%強が新型コロナワクチンの接種を終えている。

シュパーン財務相は、ワクチン接種を完了したドイツ国民が渡航し、帰国する際、変異株が流行している国・地域に渡航した場合など除き、隔離義務を免除すべきとの認識を示した。

また、6月末までに、ワクチン接種のデジタル証明を発行したい考えを明らかにした。

関連記事
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの創業者で元最高経営責任者(CEO)の趙長鹏被告(47)に対し、米検察当局は23日、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮3年の実刑判決を求刑した。赵被告は昨年11月、反マネロン法違反の罪状を認めており、30日にワシントン州シアトルの連邦地裁で量刑が言い渡される。
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。