G7、中ロ対応で新たな同盟国と協力=米英外相

[ロンドン 3日 ロイター] – 主要7カ国(G7)の外相による対面会合を控え、英国のラーブ外相と米国のブリンケン国務長官は3日、G7が中国とロシアの挑戦に対応するために新たな同盟国と取り組んでいく意向を示した。

ブリンケン長官はラーブ外相との共同記者会見で「われわれは中国を抑制しようとは考えていない」とし、西側諸国は中国を含むいかなる国の対抗的な試みから「国際規約に則った秩序」を守ると述べた。

ロシアについては、米国はより安定的な関係を築きたいと表明。プーチン大統領の対応次第としながらも、「米国は予見可能な関係の構築を望んでおり、ロシアがその方向に動くなら、われわれも対応する」と語った。

ラーブ外相は、価値観を共有する国が多国間システムをともに保全する必要性が増しているとの考えを示した。

G7外相の対面会合は2019年以来初めて。今回はオーストラリア、インド、南アフリカ、韓国の外相も参加する。

関連記事
  イギリス政府は、中国共産党のスパイ活動に対する懸念から、2025年4月までに国内の重要施設からす […]
極真会館の長谷川道場出身、纐纈卓真氏にインタビューした。その強さの秘密を聞いてみた。また、インタビューの間に空手についての情報を挿入してゆく。
元米国務長官マイク・ポンペオの中国政策上級顧問、シンクタンク、ハドソン研究所の中国分析センター所長である余茂春氏は、「中国共産党の最大の弱点は人権」とし、「米国が中国との関係で優位に立つためには、この点を狙わなければならない」と明らかにした。「人権問題は中国と米国の関係、さらに中国と他のすべての国の関係に大きな影響を与えるだろう」と強調した。
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。
鬼木誠防衛副大臣は29日、フィリピンを訪問し、同国のテオドロ国防相と会談した。日本がフィリピンに供与する移動式警戒管制レーダー2基目の引き渡し式典にも出席した。東アジア地域における中国共産党の拡張に対して連携して抑止を図る。