豪、インドから帰国者受け入れ再開へ シドニーの新規感染ゼロ

[シドニー 7日 ロイター] – オーストラリアのモリソン首相は7日、新型コロナウイルス感染拡大が深刻なインドからの帰国希望者の受け入れを15日に再開すると発表した。

首相は先月27日、インドからの直行便を5月15日まで全面的に停止すると発表。今月3日からは、14日以内にインドに滞在した自国民の入国を禁止。バイオセキュリティー法に基づき、違反した場合は禁錮や罰金が科されるとしていた。

同措置には議員や国内の外国人、インド系住民から厳しい批判の声が上がっていたが、モリソン首相は国内の隔離施設での感染拡大ペースが抑えられたと強調。成果が出たため、延長の必要はないと判断したと述べた。

政府は15日から31日にかけて、帰国便3便をチャーターする。首相は、最も感染リスクが高いとみられる約900人を優先するとしている。

民間のインド発着便の運航をいつ再開するかは未定。

一方、ニューサウスウェールズ州のベレジクリアン首相は、シドニーで新型コロナウイルスの新規感染者が確認されたのを受け、ニュージーランドが「トラベルバブル(隔離措置なしに相互の往来を認める制度)」を一部停止したのは「過剰反応」だと批判した。

インド型変異ウイルスに感染したことが判明している50代男性については、州当局が感染経路の調査を続けている。

同州の保健当局は7日、過去24時間で1万3000人以上の検査を実施したが、感染者はゼロだったと明らかにした。

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