欧州から米国へのガソリン輸送でタンカー6隻手配、米稼働停止受け

[ロンドン 10日 ロイター] – 石油取引業者は、米最大の送油管コロニアル・パイプラインがサイバー攻撃により稼働を停止していることを受け、欧州から米国にガソリンを輸送するため、少なくとも6隻のタンカーを暫定手配した。10日付のアイコンのデータで分かった。

コロニアル・パイプラインは7日、サイバー攻撃により、全システムの稼働停止を余儀なくされた。

パイプラインは9日に一部が再開されたが、主要部分の再開予定は明らかになっていない。

欧州のガソリン取引業者2社によると、市場では、パイプラインの停止期間がどの程度になるか慎重に見極めようとしている。

石油分析会社ボルテクサの石油アナリストは、「稼働停止が数日以上続けば米国の東海岸と南東部の市場は供給障害やそれに伴う価格高騰に直面するだろう」と分析している。

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