フィリピンでもインド型変異株を初確認、2人が感染

[マニラ 11日 ロイター] – フィリピン保健省は11日、感染力が強いとされるインド型の新型コロナウイルス変異株に2人が感染したと発表した。国内でインド型の感染が確認されたのは初めて。

世界保健機関(WHO)は10日、インド型「B1617」を世界的に懸念され追跡調査と分析の強化が必要な変異株に指定したと発表した。

インド型に感染した2人は4月にアラブ首長国連邦(UAE)とオマーンから帰国したフィリピン人の船員。帰国後に隔離され、ともに回復しているという。

同省の当局者は記者会見で「国内ですでに感染が確認されている変異株に加え、他にも検出される変異株があるかどうか引き続き監視する必要がある」と語った。

フィリピンは変異株の侵入を防ぐため、インド、パキスタン、スリランカ、ネパール、バングラデシュからの入国を一時的に禁止している。

インド型変異株は今月、インドネシアとマレーシアでも初の感染例が確認されている。

フィリピンでは国内で確認されたフィリピン型のほか、英国型や南ア型への感染もこれまでに報告されている。

同国の新型コロナ感染者は110万人、死者は1万8562人で、ともに東南アジアではインドネシアに次いで2番目に多い。

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