米税関、ユニクロの綿シャツ輸入差し止め 強制労働の疑い払拭できず
米国税関・国境警備局(CBP)は、アパレル大手ファーストリテイリングのブランド「ユニクロ」の綿シャツの輸入を差し止めた。強制労働関与の中国企業が製造した製品である疑いがあるという。CBPが5月10日に発表した関税文書で明らかになった。
米税関は調査のために、今年1月15日にロサンゼルス港に到着したユニクロの綿製シャツを留置していた。3月と4月に、ユニクロは追加の証明書などを提出したが、税関は証拠不十分として却下した。
CBPの文書によれば、ロサンゼルス港は、強制労働を使って作られたものではないことを証明するため、ユニクロに対して綿花生産者や綿糸メーカーの情報を求めた。これらには、綿花生産者から綿糸メーカーまでの輸送書類、綿花を摘み取った従業員のタイムカード、賃金の領収書、綿糸生産工程の報告書などが含まれる。
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