米インド太平洋軍司令官と米国防長官、地域の同盟・提携諸国に対する米国の取り組みを強調

最近、新たに米インド太平洋軍の司令官に就任したジョン・アキリーノ(John Aquilino)大将とロイド・オースティン(Lloyd Austin)米国防長官が、同盟・提携諸国と協力しながら地域における総体的な安保問題に取り組むという米国の取り組みを強調した。

2021年4月30日にハワイ州真珠湾に所在する統合基地で開催された司令官交代式でアキリーノ大将は、「米国の未来にとって最も重要とされるインド太平洋は米国最大の安保課題を抱える地域でもあり今後も米国が優先する戦域となる」とし、「当軍は国益の保護を達成することを目的として尽力する。そして、可能な限り協力を図り、必要に応じて自由で開かれたインド太平洋を維持するために立ち向かう構えである」と述べている。

オースティン国防長官も司令官交代式で挨拶し、米インド太平洋軍がこれまで以上に訓練を実施し準備態勢と装備を整えていると発言した。同国防長官の発言によると、これは一部にアキリーノ大将の前任者となるフィリップ・デービッドソン(Philip S. Davidson)大将の指揮の下、同軍が同盟・提携諸国と協力を図りながら、地域の抑止体制の確立と投資に重点を置いてきたことが功を奏している。

▶ 続きを読む
関連記事
政府は4日、最新版の「防衛白書」を発表し、中国共産党政権を日本が直面する「これまでにない最大の戦略的な挑戦」と改めて位置付けた
タイでの交通事故から地下武器庫が発見された。中国人男性には禁錮46年の判決が下された。押収された軍事装備には、M16およびM4突撃銃などの銃や、大量の弾薬と弾倉、C4高性能爆薬なども発見された
欧州を襲う異常気象が食卓を直撃する。猛暑・干ばつ・山火事で農作物が大幅減産、仏野菜は収穫半減の恐れ。スペイン穀物も500万トン超減少見通し
米ホワイトハウスはMeta、Anthropic、OpenAI、Googleなどを招き、先端AIモデルの自主的なサイバーセキュリティー試験枠組みを協議した。AIエージェントによる試験環境突破を受け、安全性への懸念が高まっている
中共軍による潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の試射や、北朝鮮を巡る外交姿勢の変化を受け、西太平洋の安全保障環境に変化の兆しが見えている。中共の核戦略の動向と、米国が進める「核三本柱」の近代化、その背景を分析する