インド東部に大型サイクロン、コロナ対応に影響も

[コルカタ(インド) 26日 ロイター] – インド当局によると、大型サイクロンが26日、ベンガル湾から東部地域を直撃し、多くの家屋が浸水、約5万人が家を失った。少なくとも1人が死亡した。

インドでは、約1週間前に大型サイクロンが西部沿岸部に上陸し、多くの人が避難を余儀なくされた。新型コロナウイルスの第2波の感染拡大が続く中、当局のコロナ対応に影響が出る恐れがある。

バングラデシュと国境を接する東部西ベンガル州では、当局によると約1100の村が浸水し、少なくとも5万人が家を失った。被害はさらに拡大する恐れがある。

隣接するオディシャ州では、約120の村がサイクロンによる豪雨で浸水した。ただ、ほとんどの地域で住民は既に避難しているという。州政府高官がロイターの取材で述べた。

オディシャ州政府は、サイクロンの影響が及んでいる地域で新型コロナのウイルス検査やワクチン接種などを中止したと説明している。

インドでは今月、大型サイクロン「タウテ」が西部地域を直撃し、家屋などが崩壊する被害が既に出ている。

関連記事
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]