大紀元時報

タマネギ効果で「3高」を下げる がん予防にも期待

2021年6月1日 18時44分
タマネギには免疫力をアップさせ、高血圧、高血糖、高脂肪の「3高」を下げる効果があります。(Shutterstock)
タマネギには免疫力をアップさせ、高血圧、高血糖、高脂肪の「3高」を下げる効果があります。(Shutterstock)

タマネギは、洋の東西を問わず、欠かせない食材です。台湾の栄養士・夏子雯さんによると、タマネギ抗酸化の栄養素が豊富な野菜であり、免疫力の向上、心臓血管の保護、がん予防などの利点があるとのこと。オニオンスープにすると体を温めて、かぜ症状の緩和に役立ちます。また自分で作れる「酢タマネギ」は、高血圧高血糖高脂肪の「3高」リスクを下げる効果があります。

がん予防、血管の弾性を守る、タマネギがもつ多くの効能

タマネギ、ニンニク、ネギなどのツーンとした匂いは硫化物によるものです。硫化物の中のアリシンは抗菌性があり、胃酸分泌を刺激するだけでなく、免疫力を向上させ、体を酸化させるフリーラジカルを減少させて、発がん物質の合成を抑制します。

台湾の医学雑誌『癌予防研究』は2015年に、タマネギなどのネギ類野菜に含まれる有機硫黄化合物が、胃腸のがん発生を抑制するという研究を掲載しました。

タマネギに含まれる、その他の特別な成分はケルセチンです。これはフラボノイド化合物に属し、強大な抗酸化力を有し、抗菌効果を発揮するとともに、血管の弾性を保持しますので、心臓の血管保護には有益といえます。

タマネギはまた、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、鉄、カルシウム、亜鉛、セレンなどのミネラルを含みます。いずれも健康に有益な抗酸化栄養素です。

かぜを引いたとき、温かいオニオンスープは最適のメニューです。(Shutterstock)

タマネギをつかった健康メニュー2品

抗酸化成分が多く含まれているタマネギで作った温かいオニオンスープは、かぜを引いて食欲がない時などに適していて、かぜの諸症状を和らげ、体力の回復を早めます。夏子雯さんは、「タマネギを食べることが免疫力を直接的に高めるのではなく、抗酸化作用を通じて間接的に免疫機能が促進されるのです」と説明します。

そんなタマネギをつかった健康メニュー2品「焦がしオニオンの温スープ」と「酢タマネギ」を、ご紹介しましょう。

まず「焦がしオニオンの温スープ」。

材料は、タマネギ2個、小麦粉大さじ1、肉スープ200cc、水400cc、黒コショウ、食パン1枚。作り方は、食パンは賽の目に切って、オーブントースターで焼く。薄切りしたタマネギを、少量の植物油を引いたフライパンで飴色になるまで炒める。小麦粉を加え、さらに弱火で炒める。肉スープと水を入れ、20分煮込む。黒コショウを振り、スープカップに入れたら、焼いたトーストを浮かべて完成です。

タマネギを無糖酢で漬けた「酢タマネギ」。良好な保健効果があります。(Shutterstock)

ネット上でよく見られる「酢タマネギ」は通常、タマネギ、酢、ハチミツを使って漬けています。夏子雯さんは「ハチミツを入れ過ぎると、糖分が多くなってしまい、血糖値を下げる効果が半減してしまいます」として、ハチミツは辛味や酸味を和らげる程度の微量にするか、可能ならば、ハチミツを入れずタマネギと酢だけで作ることを提案しています。

理想的な材料は、紫皮のタマネギと、天然由来の無糖酢(無糖リンゴ酢など)のみ。タマネギ抗酸化成分はお酢に溶けているので、お酢もタマネギも毎日の食事のなかに利用して、ともに食べるようにしたほうが良いそうです。

タマネギには、血圧を低下させるカリウムと、血管を拡張して血流の抵抗を減少させるプロスタグランジンA、および脂質を減らし血糖値の変動を安定させ、排便を促す食物繊維が含まれています。紫皮のタマネギを選んだのは、抗酸化栄養素であるアントシアニンに加え、本来はサラダに向いているくらい身がシャキシャキしているから。もちろん、他の種類のタマネギでもできますよ。

(翻訳編集・鳥飼聡)

 

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