ロシア-ドイツ間の航空定期便、ベラルーシ問題で一時ストップ

[ベルリン 2日 ロイター] – ロシアとドイツを結ぶ民間航空の定期便が、ベラルーシ問題に絡んで一時ストップする事態が起きた。

フランクフルト国際空港のウェブサイトによると、2日にルフトハンザ航空とアエロフロート航空が運航するそれぞれ1便が欠航した。

問題の発端は、ベラルーシが民間航空機を強制着陸させて反体制派ジャーナリストを拘束したことだ。これを受け欧州連合(EU)が域内の航空会社に対して、ロシアに向かう便にベラルーシ領空を飛行させないよう要請。一方、ベラルーシの同盟国であるロシアは、ベラルーシ領空を迂回するという複数の欧州航空会社の飛行計画を拒否した。

ドイツ運輸省は、ロシア当局がルフトハンザ航空の6月の飛行計画を期限までに承認しなかったため、2日午前に出発予定の定期便が欠航になったと説明した。また対抗措置としてドイツ側もロシアの航空会社の飛行を差し止めたとしている。

ただその後、ルフトハンザ航空は声明で「ロシア当局は6月の旅客便の飛行許可証を発行した」と発表。モスクワとサンクトペテルブルク行きの便は予定通り出発可能になったと説明した。

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