【歌の手帳】海ならず
海ならず湛(たた)へる水の底までに清き心は月ぞ照らさん(新古今集)
歌意「海はもちろん、それ以上に満々と水をたたえる深い水底にも匹敵するほど清らかな心は、それを月が照らすように、いつか必ず明らかにされるであろう」。
菅原道真(845~903)の作。醍醐帝の御代、先帝の信任厚かった右大臣菅原道真は、左大臣藤原時平の讒言により、九州大宰府へ左遷されます(901)。2年後に大宰府で没しますが、やはり道真の心中に堪え難い感情があったことが、左遷途中の備前国で詠んだこの一首からも伺われます。
関連記事
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
寝返りを打っただけで、突然ぐるぐるめまいがすることがあります。原因は、耳の中の小さな「石」かもしれません。
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
1200年の歴史を誇る京都の「西陣織」をはじめ、存亡の危機に瀕する日本の伝統工芸の過酷な現実と課題を浮き彫りにした一編。市場原理と文化継承の葛藤を描きつつ、手仕事の価値を後世へ残すための責任と希望を問いかける
今日、歯が痛くても抗生物質があり、暑くてもエアコンがある。当たり前すぎて気づかない現代の恩恵を、先祖の目線から見つめ直してみると、日常への感謝が自然と湧いてきます