米西部を襲っている熱波は4日目を迎えた7月12日も続き、各地で記録的な高温になったほか、空気が極度に乾燥する中、オレゴン州やカリフォルニア州などで山火事の勢いが増している。 カリフォルニア州デスバレーで11日撮影(2021年 ロイター/Bridget Bennett)

米西部の熱波、4日目も継続 記録的な高温と山火事収束せず

[ポートランド(米オレゴン州) 12日 ロイター] – 米西部を襲っている熱波は4日目を迎えた12日も続き、各地で記録的な高温になったほか、空気が極度に乾燥する中、オレゴン州やカリフォルニア州などで山火事の勢いが増している。

カリフォルニア州デスバレーでは11日、気温がセ氏54度を記録し、過去最高に近い水準まで上昇。ただ米国立気象局(NWS)は、デスバレーの高温はピークを付けたとし、週末に向け気温は低下していくとの見方を示した。

今回の熱波は今年すでに3回目で、専門家は気候変動の影響を指摘。すでに極度の乾燥状態にあったところを再び熱波に襲われたため、山火事が勢いを増し、オレゴン州ではフレモント・ウィネマ国有林近辺で15万3000エーカーが焼失、カリフォルニア州ではネバダ州との州境近辺で12日朝までに8万9600エーカーが焼失した。

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