「北京とタリバンは友人だ」中国共産党機関紙の編集長が自慢
米国がアフガニスタンに派遣した軍隊のうち、残りの部隊を撤退させるなか、中国共産党はアフガニスタンで影響力を拡大しようと動き始めている。
7月6日、米中央軍司令部は、米軍のアフガニスタンからの撤退が90%以上完了したと発表した。その発表後にタリバンは活動を再開し、攻撃を始めた。同時にタリバンは、中国をアフガニスタン復興の「友人」と見なしていると公に述べた。
中国政府は、米軍とNATO軍の撤退による空白を埋め、「一帯一路」構想を通じて影響力を拡大しようとしているとみられている。
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