米出版社大手の編集者8人が辞職 中国少数民族のDNA論文掲載が発端
世界的な学術出版社ワイリー(Wiley)の編集者8人はこのほど、中国研究者が作成したウイグル族を含む少数民族の住民の遺伝子研究論文を医学雑誌に複数回掲載した問題で、辞職したことが分かった。論文作成には中国の政府機関や警察当局の協力があった。
米ニュースサイト「ザ・インターセプト(The Intercept)」は4日、ワイリーが発行する医学誌「分子遺伝学およびゲノム医学」(Molecular Genetics & Genomi Medicine)の編集者8人が一斉に辞職したと報道した。辞職の理由は、同誌は以前、中国少数民族の住民のゲノムを解析した研究論文を掲載したためだ。編集部には25人の編集者が所属している。
長年にわたって、国際社会は、中国当局が行っている少数民族の遺伝子に関する研究と、強制的なサンプリングに対して懸念を強め、批判している。海外の多くの科学者は、中国当局は遺伝子データベースや顔認識システムを利用して、少数民族を含む中国国民を監視し抑圧して、全体主義体制を一段と強める可能性があると指摘した。
関連記事
北京の要衝を守る衛戍区司令官が交代したのは、張又俠拘束の直前だった。習近平が信頼できる人物を配置し、軍内部の動きを封じた可能性が指摘されている
複数のアナリストは、文民・軍双方の高官に対する一連の粛清は、習近平氏がさらなる任期確保に向けて動く中での政治的権力集中を示していると指摘している
サム・ブラウンバック元米国際宗教自由担当大使は4日、中共は信仰弾圧において「神への戦争」を仕掛けていると述べ、こうした迫害を宥和すれば世界にさらなる侵略を招くだけだと警告した。
張又俠が拘束される前、北京では異例の人事が進められていた。中共の官製メディアによると、約一年にわたり空席となっていた北京衛戍区司令員の職に、元武警上海総隊司令員の陳源が就いていたことが分かった
中国共産党(中共)当局は国内の混乱を隠すため、ポルノ投稿でSNSを氾濫させる手法によりデジタル権威主義を拡大している