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農科学もうひとつの道 完全自然農法

3. がんの原因は肥料と農薬~石油由来の毒に注目せよ

原因不明で、かつ治療法もない病気を「難病」という。日本では年々増加し、令和元年7月の時点で国の指定難病が333個におよぶ。また、がんの罹患率は、いま日本人の2人に1人にもなり、ほかに脳卒中や心臓病、糖尿病など、いまや深刻な病気が誰にでも襲ってくる時代になっている。では、さまざまな病気の原因は何だろうか。そして、病気になることは決して避けられないのだろうか?

病気の原因として、多くの人が「食べ物」を思い描くに違いない。そして、「石油由来の農薬」が危険であることも、薄々は感じているのではないだろうか。しかし、現実には農薬の危険性が表立って議論されることはほとんどない。そのため、食べ物の安全性について疑問を持ったとしても、日々の忙しい生活のなかですぐに意識から消えてしまうだろう。また、たとえ疑問が膨らんできたとしても、「生きていくのに必要な食べ物をつくるために、農薬がどうしても不可欠だ」と説得されてしまうと、消費者は反論のしようもない。

ところが、いまは対応策が見えてきている。私たち個人の意識と行動で、病気にならない生活を実現することができる時代を迎えているのだ。

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