8月27日、オーストラリアのダットン国防相は、アフガニスタンの首都カブールの空港周辺で起きた自爆攻撃を巡り、豪軍関係者全員が爆発前にアフガンを離れており、死亡した豪兵はいないと明らかにした。写真はカブールの空港で22日、豪軍機で出国するアフガン市民を案内する豪軍兵ら。提供写真(2021年 ロイター/ SGT Glen McCarthy/ Australia's Department of Defence)

豪軍、自爆攻撃前にアフガン出国 再派遣巡り国防相は明言せず

[シドニー 27日 ロイター] – オーストラリアのダットン国防相は27日、アフガニスタンの首都カブールの空港周辺で起きた自爆攻撃を巡り、豪軍関係者全員が爆発前にアフガンを離れており、死亡した豪兵はいないと明らかにした。

米国から要請があった場合に豪軍を再派遣する可能性については肯定も否定もしなかった。

26日に起きた爆発では少なくとも12人の米兵が死亡し、民間人にも多数の死者が出た。過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

バイデン米大統領は、報復計画を策定するよう国防総省に指示したことを明らかにした。

ダットン氏は記者団に対し「今後数日間の米国の対応を見る。現時点の焦点は米国人や英国人、カブールに残る人々を安全に退避させることだ」と述べた。

また、今後も攻撃の可能性があるとして、豪市民や査証保持者にカブール空港に近づかないよう求めた。爆発で死亡した豪市民や居住者がいないかどうか政府が把握に努めているとも述べた。

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