ドイツ総選挙、社民党が支持拡大 左派政権誕生の公算高まる=調査

[ベルリン 30日 ロイター] – 9月26日のドイツ連邦議会選挙(総選挙)に関する世論調査によると、中道左派・社会民主党(SPD)の支持率が上昇し、メルケル首相率いる保守系与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)に対するリードを広げた。連立左派政権が誕生する可能性が高まっている。

ビルトテレビの委託で調査会社INSAが実施した世論調査によると、SPDおよびSPDの首相候補であるショルツ財務相の支持率は2%ポイント上昇して25%となり、ここ4年間で最高となった。

一方、CDU・CSUおよびCDU・CSUのラシェット首相候補の支持率は3%ポイント低下し20%と過去最低。このほか、環境政党「緑の党」が16.5%、企業寄りの自由民主党(FDP)が13.5%、極右ドイツのための選択肢(AfD)が11%、極左の左派党(リンケ)が7%だった。

▶ 続きを読む
関連記事
香港紙、りんご日報の創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏が国安全法違反などの罪に問われた裁判で、香港の裁判所は12月15日、同氏に有罪判決を下した。量刑は後日、言い渡される
オーストラリア・シドニーのボンダイビーチで14日、大規模な銃撃事件が発生し、16人が死亡、40人が負傷した。この事件で、市民の男性が銃撃犯から銃を奪い、さらなる被害を防いだとして注目を集めている。
官房長官は、シドニー郊外銃撃事件をテロ行為として断固非難。現時点で邦人被害の情報はなく、政府は年末年始の欧米等でのテロ等に関する注意喚起を継続し、邦人の安全確保に万全を期す方針を示した
米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、2026年の世界巡回ツアーの開幕を間近に控えている。「仁義礼智信」などの価値観を重んじた共産主義以前の中国の古典文化を再現する神韻に、各国の著名人や政治家、芸術家などから絶賛の声が相次ぎ上がっている。
豪州で12月14日夜、ユダヤ教の祭り「ハヌカ」を祝うイベントを狙った銃撃事件が発生し、少なくとも16人が死亡した。警察は事件をテロ行為と認定し、父子とみられる銃撃犯2人が関与した可能性があるとして捜査を進めている。