8月30日、世界貿易機関(WTO)は、中国政府によるコメや小麦、トウモロコシの輸入規制を巡り、米中が長年争っている問題を審理すると発表した。写真はWTOのロゴ。ジュネーブで4月撮影(2021年 ロイター/Denis Balibouse)

WTO、中国の穀物輸入規制巡る米中対立で審理へ

[ジュネーブ 30日 ロイター] – 世界貿易機関(WTO)は30日、中国政府によるコメや小麦、トウモロコシの輸入規制を巡り、米中が長年争っている問題を審理すると発表した。

WTOは2019年、中国政府がコメや小麦、トウモロコシの輸入に関税割当制度(TRQ)を適用しているのは不当として、米国の訴えを認める判断を下した。TRQでは通常、一定枠の輸入までは低関税を適用し、一定枠を超える分については高い税率を適用する。

中国はその後、WTOの紛争解決機関(DSB)の勧告に従ったと主張しているが、米国はこれを受け入れず、先月に中国への「対抗措置」を講じる権利があると表明した。ただ、具体的な内容は明らかにしなかった。

米政府によると、米国の代表は30日に開かれた非公開の会合で、中国がDSBの勧告に従っているとの主張に同意できないとしながらも、紛争解決に向けた中国政府との協力に前向きな姿勢を示した。

中国の代表団は、コメント要請に応じていない。

30日の会合に出席した当局者によると、中国の代表はこの問題における米国のアプローチに深い懸念を示した。

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