(HM / PIXTA)

抜け毛やはげの原因は健康状態 飲食で改善する方法も

健康な髪は美しさを増すだけではなく、冬の寒さや夏の日差しから体を守る効果や、体内の老廃物の一部を体内から出す作用があります。また、髪の特質を理解することで、髪の悩みを根本から解決しつつ、ほかの部位の問題をも解決することができると言われています。

腎臓肝臓、脾臓と髪の関係

中国伝統医学において、腎にはエネルギーの根源となる「腎精」が宿るとされています。腎精は体の組織や臓器を構成し、「」「血」「津液」などとともに、生命活動や生理機能を維持しています。

そして髪は「腎臓の華」と考えられています。「腎精」が十分ある人は黒くて艶のある髪をしていますが、不足していると髪は白くなってしまいます。「腎精」は「腎気」に変わることができます。そしてこの「腎気」には髪を頭皮に固定する働きがあり、「腎気」が弱ると抜け毛が多くなります。

肝臓も髪の毛と密接にかかわっています。肝臓は血のたまり場でありと考えられています。そして髪の毛は「血余」と呼ばれており、髪の毛の成長には肝の血が必要です。肝の血が不足すると髪の成長が遅くなり、枝毛や切れ毛に悩まされます。肝の血と腎精は互いに転化するので、肝の血が不足すると腎精や腎の気も不足し、白髪や抜け毛の原因となります。

脾胃が弱っている人は、肝臓に供給する気血が不足し、髪が白くなったり、抜けたり、乾燥したり、切れたりします。ですから、健康な髪を作るためには、脾胃も大切にしなければなりません。

10代、20代の頃は、腎精が最も充実し、内臓の働きも活発であるため、髪の状態が最も良いと言われています。

人が重い病気にかかった時や、女性が出産した後などは、髪質が悪くなり、特に大きな手術や放射線治療を受けた後は、髪を養う血液が足りなくなるため、髪がたくさん抜けたりします。

若くして白髪になる人がいますが、これは先天的に腎精が不足していることに加え、過度のストレスで肝血が不足し、さらに腎精の不足も悪化したため、若くして白髪になってしまいます。

毛根を傷つける六邪気(風・寒・暑・湿・燥・火)には要注意

体の内外にある風、寒、暑、湿、燥、火という六邪気は、体の気の流れを阻害します。その結果、髪の毛への栄養供給経路が阻害され、髪の毛の成長を影響します。

例えば、頭皮の下に湿った熱がたまると、頭皮の油分の分泌が非常に強くなります。お酒を飲んだり、夜更かしをしたり、揚げ物や焼き肉を食べたりすると、体の中の湿った熱を強めることになります。このとき、毛根はまるで温度の高い湿った土壌に浸かっている植物の根っこのようです。栄養はたくさんあっても温度が高すぎて通気性が悪い土壌では植物根腐れが起きやすいのと同じように、毛根もダメージを受けてしまうのです。

また、風や火が強すぎると、精気や血が奪奪われてしまい、抜け毛や頭皮のかゆみ、フケなどの原因になります。

髪の毛の健康状態を改善する5つの健康法

髪の毛のどの部分に問題があるかがわかれば、その原因を探すのも簡単になります。髪の毛の問題に照らし合わせて、現在のメンタルや食生活、日常生活を見直し、日々のメンテナンスを行うことで、髪の毛の健康状態を改善することができます。ここでは4つの方法をご紹介いたします。

1. 健康粥

材料:うるち米50g、ナツメ5個、新鮮な生姜10g、シナモン10g。

作り方:上記の材料でお粥を作ります。塩、オリーブオイル、黒胡椒を少々かけて食べてください。脾胃の弱い方におすすめです。

2. 健康茶

材料:カモミール3g、ローズ3g、蜂蜜適量

作り方:カモミールとローズを5分間煮込んだ後、蜂蜜を適量加えて飲みます。ストレスや不安を感じやすい方におすすめです。

3. 髪の毛を梳かすエクササイズ

1日に300回以上髪を梳かします。濡れた髪には木の櫛、乾いた髪には牛角の櫛を使いましょう。湿った熱の多い方は黒水牛の角の櫛、体が弱い方は黄色い牛の角の櫛を使うとよいでしょう。

4. 頭皮体操

毎日、起床時に頭皮を100回軽く叩きます。前頭部から後頭部にかけて行うとよいでしょう。

(翻訳・羽司)