多数の外国人留学生はネット上で「#takeusbacktochina(私たちを中国へ連れ帰って)」のハッシュタグをつけて、入国制限を撤廃するよう中国側に呼びかけた(スクリーンショット)

中国政府、22年まで入国制限 外国人留学生が不満募らせる 

中国国務院は、中共ウイルス(新型コロナ)感染拡大防止のための入国制限措置を22年前半まで継続すると発表した。出身国に戻った多くの外国人留学生は中国での学業継続が不可能になり、不満を募らせている。

ラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道によると、今年9月の新学期を機に、多数の外国人留学生はネット上で「#takeusbacktochina(私たちを中国へ連れ帰って)」のハッシュタグをつけて、入国制限を撤廃するよう中国当局に呼びかけた。

「中国政府は自分たちの要求に応えていない」「韓国学生だけに許可を与えるのは不公平だ」などといった非難が散見する。

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