米国、20年の殺人件数が3割増 BLM運動など背景か
米連邦捜査局(FBI)は9月27日、2020年に米国で発生した殺人件数が前年に比べて29.4%増加したと発表した。これは1960年代に統計を取り始めて以来、1年間における最大の増加率だ。
報告書によると、米国の2020年の殺人件数は約2万1500人で2019年に比べて4901件増加した。このうち銃による殺人が77%を占めた。殺人や強盗など暴力犯罪件数は5.6%増の約127万8000件となった。いっぽう、窃盗などの財産罪件数は8%減少した。
FBIのデータによると、人口25万人以上100万人未満の都市よりも、人口1万人以上25万人未満の都市の方が、殺人事件の発生率が高いことがわかった。
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