( Daikegoro / PIXTA)
歴史文書に見られる憑き物の災禍(3)

憑き物 悪霊の「憑依」は本当にあったのか

2006年、ロシアのパベル・リュージン監督が制作した映画『孤独の島』は、1942年の第二次世界大戦中、アナトリーは、ドイツのナチスに強要されてロシア人将校を射殺しました。そして、彼はナチスが仕掛けた爆弾によって意識を失いますが、幸いなことに翌日、近くの教会で修道士に助けられるというストーリーです。

ロシア人将校を射殺したことで、アナトリーは自分が罪深いため、自責の念を抱きながら残りの人生を過ごしていました。昼間は、教会の雑用をしたり、焚き火の炭を運んだり、毎日汚く辛い仕事をしていました。夜になると、まともな寝床や毛布もなく、石炭の山で眠りに落ちました。彼は苦行僧のような毎日を送っていました。彼は自分が罪深いと思っていましたが、慈悲深い神は、彼に知恵と神通力を開いてくれました。それからの日々、アナトリーは予言をしたり、人々の病気を癒したり、人のために悪魔祓いをしました。

1976年、ティホン提督は娘のナスティアを島に連れてきました。彼の娘は意識が錯乱した状態に陥っていました。 提督は娘をモスクワの多くの病院に連れて行きましたが、どの病院も彼女を治すことはできませんでした。そして、アナトリーの評判を聞いて、望みを抱いてこの島にやってきたのでした。

▶ 続きを読む
関連記事
抗生物質をやめると再発する尿路感染症に悩む高齢女性が、中医学で改善した実例を紹介。鍼灸や漢方、食事・生活習慣まで、再発を防ぐヒントをわかりやすく解説します。
進化論を支えるとされた「生物発生原則」は、本当に科学的事実だったのか。捏造が認められ、何度も否定されてきたヘッケルの「証拠」を史料と研究から検証。常識として教えられてきた説に疑問を投げかける問題作です。
給料日前になると不安になる、そんな毎日から抜け出しませんか。収入に関係なく誰でもできる、家計を整え借金を減らす14の現実的な方法を、今日から実践できる形で解説します。
味噌とヨーグルト、身近な発酵食品が老化やがんリスクにどう関わるのか。最新研究と伝統知をもとに、腸・免疫・ホルモンまで整える食べ方と選び方を、毎日の生活に取り入れやすく解説します。
「胃にやさしい」と信じてきた白がゆ。けれど体質や季節を無視すると、冷えや湿気をため込み、かえって体の土台を弱らせてしまうことがあります。