10月3日、9月のドイツ連邦議会(下院)選挙で第1党になった中道左派の社会民主党(SPD)は3日、第3党の環境保護政党「緑の党」、第4党の中道、自由民主党(FDP)との3党連立に向けた協議を始める準備が整ったと表明した。写真は1日、ベルリンで声明を読み上げるFDPのクリスチャン・リントナー党首(2021年 ロイター/Annegret Hilse)

ドイツ社民党、第3、4党との交渉開始 CDU・CSUも連立模索

[ベルリン 3日 ロイター] – 9月のドイツ連邦議会(下院)選挙で第1党になった中道左派の社会民主党(SPD)は3日、第3党の環境保護政党「緑の党」、第4党の中道、自由民主党(FDP)との3党連立に向けた協議を始める準備が整ったと表明した。ただ、緑の党とFDPが、メルケル首相が属する第2党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と連立を組む可能性も残っている。

9月の連邦議会選挙ではどの政党も過半数を確保できず、数カ月に及ぶ可能性がある連立交渉が始まった。SPDとCDU・CSUはそれぞれ、政権獲得に向けて緑の党、FDP両党との連立を模索している。

世論調査では、SPDと緑の党、FDPの3党連立政権が望ましいとの回答が優勢となっている。

SPDは3日、FDPと緑の党とそれぞれ協議を行った後、3党で協議を始める準備が整ったと明らかにした。

一方、FDPは政策が近いCDU・CSUとも協議を行っている。

CDU・CSUは選挙で大敗したものの、連立政権樹立をあきらめておらず、5日には緑の党とも協議する予定。緑の党は、CDU・CSUとの協議後に今後の方針を決定するとしている。

在任約16年のメルケル氏は、新政権発足に伴い政界を引退する。

関連記事
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。
カナダの中国系教授が、中共が推進する先端技術と知的財産の窃取を目的とする「千人計画」に関わっており、これがカナダの国家安全にとって脅威になっている。
とんでもないおふざけと残酷なディストピアを力づくで押し付けようとする単一の方針が、これほど急速に地球全体を支配したことはない。2020年、コロナウイルスを封じ込めようとする無益な試みによって、これは起こった。
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。