複数の関係筋によると、スーダンで25日、兵士らが閣僚の大半と親政府政党の幹部を多数拘束した。軍事クーデターとみられる。写真は10月25日、ハルツームで撮影(2021年 RASD SUDAN NETWORK via REUTERS)

スーダン軍が首相ら拘束、クーデターと情報省 市民が抗議

[ハルツーム 25日 ロイター] – スーダンで25日、兵士らがハムドク首相や閣僚の大半と親政府政党の幹部を多数拘束した。情報省は軍部のクーデターと述べた。

情報省によると、ハムドク首相はクーデターを支持する声明を出すのを拒否した後、どこかに移送された。

またクーデターに反対する数万人の市民が街頭に繰り出し、首都ハルツームの軍本部近くでは住民への発砲が起きたという。

現時点で軍部はコメントを出していない。

国営テレビは、軍民合同の統治機関、統治評議会を率いる軍側のブルハン氏が近く声明を発表すると伝えた。

首相府の高官はアルアラビーヤTVに対し、フェルトマン米特使の立ち合いのもとで民政移管でハムドク首相とブルハン氏が合意したにも関わらず、軍は影響力を拡大していたと指摘。東部の情勢を悪化させ、危機に乗じてクーデターを起こしたと述べた。

情報省はロイターへの声明で、国民に「民政移管を阻止する軍の動きを止める」よう呼び掛けた。

スーダンでは2019年にバシル政権が崩壊。その後に軍と文民が共同で立ち上げた統治評議会が政権を運営しているが、バシル氏に忠誠を誓う一部勢力による先月のクーデター未遂以降、軍と文民組織が非難の応酬を繰り広げ、政治的緊張が高まっていた。

米国のフェルトマン特使は、米国務省アフリカ局の公式ツイッターで、スーダン情勢を深く憂慮しているとコメントした。

国連やアラブ連盟も懸念を表明した。

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