毎晩チョコレートを1箱食べ、歯も磨かずにそのまま寝て虫歯にならないという人がいる。甘いものを食べると虫歯になるという従来の認識では不思議に感じられるが、そこには象牙質内液(DFT)と血糖値が深く関わっているという。画像はイメージ画像で本文とは関係ありません( ペイレスイメージズ1(モデル) / PIXTA)

「虫歯の発生は血糖に関係する」新しい虫歯予防の方法

歯は、ただの白い固まりではなく、食物を咀嚼することで体の隅々まで栄養を供給する器官です。

人間の体は様々な組織、内臓、器官を含み、その中で細胞は絶えず死滅と再生を繰り返しています。現在の研究によると、人の歯の中には「Dentinal Fluid Transport(象牙質内液DFT)」という液体が実際に流れているそうです。

乳歯が抜け、永久歯が生えてきたら、もう歯は変わらないと思われがちです。しかし、長い人生でずっと同じ歯を使っていて、衝突や無理な力で歯にひびが入ることもあります。このとき、DFTは必要な栄養を送って歯を修復します。

▶ 続きを読む
関連記事
自閉症は一つではなかった――。最新の国際研究が、早期診断と遅発診断で遺伝背景や発達経路が異なることを解明。支援やスクリーニングの在り方を見直す重要な知見です。
むずむず脚症候群はパーキンソン病リスクと関連する一方、治療薬が発症を抑える可能性も示されました。最新研究が明かす両疾患の意外な関係と、正確な診断の重要性を解説します。
抜け毛や白髪は年齢だけの問題ではないかもしれません。中医学では、髪の状態は「腎のエネルギー」と深く関係すると考えられています。下半身の簡単なストレッチが、髪の健康を支えるヒントになる可能性も。
髪は見た目以上に多くを語ります。ストレスや栄養状態、環境曝露まで記録する“健康の履歴書”としての可能性と限界を、最新研究と専門家の視点から読み解く注目記事です。
身近なのに意外と危険――魚の骨が喉に刺さるリスクと、間違いやすい対処法を専門家が徹底解説。放置で重症化することもある「見落としがちな危険」を知っておきたい方に必読の内容です。