南アフリカのオミクロン株に各国政府は対策を強化している。写真は国際線の乗客、11月26日ロンドンで撮影 (Photo by Leon Neal/Getty Images)

政府、南ア変異ウイルス・オミクロン株に水際対策強化 WHOは最高レベルで警戒

政府は、南アフリカで新たに確認された新型コロナの変異ウイルス・オミクロン株への対策として、27日から水際対策を強化することを発表した。南アフリカなど6カ国からの入国者を対象に、入国後10日間、政府が指定する宿泊施設で待機する措置を始める。ワクチンの効果が不明であるとの情報もあり、各国は渡航を制限する動きを強めている。

水際対策強化の対象として指定されたのは、南アフリカ共和国、エスワティニ、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、レソトの計6か国。

松野官房長官は26日の記者会見で、オミクロン株が南アフリカを中心に感染が広がっているとし「危機管理の要諦は最悪の事態を想定することだ。新たな変異株の感染が拡大するなど、状況が悪化する場合には、機動的に対処していく」と述べた。

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