これでオミクロン株にも動じない「自己免疫力を堅持する方法」

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この半年の間、デルタ株の変異種は「最後の変異種であるべきだ」と願望的に考えられてきました。

しかし最近、新しい変異ウイルスであるオミクロン株が出現し、世界に衝撃を与えました。オミクロン株は、デルタ株よりも感染力が格段に強いとも言われています。新たな変異株が急速に拡大することで、ワクチンの抑止力に影響を及ぼす可能性があります。

オミクロン株は「非常に攻撃的」

11月初め、オミクロン株の亜種がアフリカのボツワナ南アフリカで発見されてから、症例数が急増しています。

11月26日、欧州人初の感染者がベルギーで初めて確認されてから、わずか3日後には、オランダ英国ドイツなど欧州の複数の国で感染者が出ました。12月1日、アメリカでも最初の症例が報告されています。

オミクロン株の出現に直面し、世界に再び緊張が走りました。最初の警報が発出されてから1時間以内に、科学者は新しい変異種に対するワクチン効果のテストを開始しています。ファイザーモデルナなどワクチン製造の各社も、すぐに新しいワクチンを作る準備にかかりました。

オミクロン株が、特に警戒される理由は三つあります。

1、 感染速度が速い
現在みられるオミクロン株の感染速度の速さは、それ以前のアルファ株、デルタ株をはるかに超える。

2、 変異が非常に多い
過去の全ての変異株のほとんどを網羅し、さらに不明な点が多い。

3、 免疫力に寛容(ワクチン効果が低下する)
ワクチンの免疫力、自然回復抗体の免疫力に影響する可能性がある。

感染力は「従来株の500%」

新型コロナウイルスは、昨年から突然変異を繰り返しています。デルタ変異株は、その感染力のすさまじさで世界を驚愕させましたが、オミクロン株が「それ以上」の感染力をもつことは明らかで、従来株の500%とも予測されています。

南アフリカでの感染者数は11月16日の273人から28日は2858人となり、2週間足らずで10倍以上に増えたことになります。オミクロン株の感染者数は、ロケットのように急上昇する可能性があります。

米国の疫学専門家であり、前ハーバード大学の講師であるエリック・フェイグル・ディン氏が提供したモデルと比較したところ、オミクロン株は「従来株より感染力が500%高い可能性がある」と言います。この結果が確認されれば、これまでで最も驚くべき拡散データとなります。

変異数が極めて多い

ウイルスは、主にスパイク蛋白上の突起物である受容体結合部位によって人体細胞と結合し、それによって人体に侵入して細胞を破壊します。従来の変異種であるデルタ株に比べ、オミクロン株の変異数は明らかに増加しています。

デルタ株は突起物や結合部位に合計13~17個の変異がありましたが、オミクロン株ではそれが50個にも上ります。こうしたオミクロン株の複雑な変異は、従来のワクチン効果に影響を与える可能性があります。

現在のところ、英国、オランダ、イタリア、ドイツ、ベルギー、チェコなどオミクロン株が多数検出された国で、感染者数が上昇しています。これらの国々のワクチン接種率は、総じて62~82%と半数を超えています。

オミクロン株に感染した人のうち何人がワクチン接種していたかについては、さらなる調査が必要ですが、この急増した事例から見ると、オミクロン株変異種にはワクチン効果を突破する機能が備わっていることが推測されます。

全体的に見ると、新たに出現したオミクロン株は、従来株であるアルファ株、ベータ株、デルタ株などの集合体で、これまでの各種の突然変異を一つのウイルスに結合させたものと言えます。私(董宇紅)は、このようなウイルスを見たことがありません

免疫機能が低下した体内で変異する

新型コロナウイルスの新しい変異株であるオミクロン株は、ボツワナ、南アフリカで最も早く検出され、南アフリカで急速に感染者数が上昇しています。

この二つの国は、エイズ感染者が非常に多い国でもあります。特に南アフリカは、エイズウイルスの感染者が750万人と世界で最も多く、世界の感染者のうち17%を占めています。

エイズ患者は免疫系の機能が低下しているため、抗ウイルス療法を長期間続ける必要があります。

免疫系の機能が低下している彼らの体内環境は、新型コロナウイルスに変異の温床を提供することができるのです。

学界における普遍的な推測によると、今回のオミクロン株の出現は、免疫系の機能が低下した患者に感染したベータ株やデルタ株が、その体内で変異してできたものと考えられています。

このような体内環境においてウイルスは、ヒト免疫系や種々の抗ウイルス治療薬の突破口を徐々に模索し、それを突き破る優勢な株を組み合わせて、絶えず変異させているのです。

再び考えたい「木桶の法則」

木桶という日用品は、もうほとんど使われなくなりましたが、その形を思い出してください。

一枚一枚の板が集まって箍(たが)で締められ、中に水を入れられるわけですが、その板の1つが短ければ、他の全ての板が長くても、水は短い板の高さまでしか入れることができません。

この短い板が、私たちの「自己免疫力」です。この自己免疫力が十分でなければ、他のどんな手段をもってしても、次々に変異する新型コロナウイルスから私たちの健康を守ることはできません。明確に言うならば、どんな治療薬やワクチンを求めるよりも、まずはご自身で「自己免疫力を高める」という原点に戻っていただきたいのです。

ここ数週間に見られる限り、全世界で第6波とされるパンデミック発生の原因は、オミクロン株に関係する可能性が高いと言えます。

一方、各国政府は、3回目のワクチン接種実施を急速に推進しています。しかし、ワクチン以外に、本当に私たちの免疫力を高める有効な方法がないかどうか、今一度、冷静に考えるべきではないでしょうか。

「木桶の法則」は、より多くの水を汲むために、最短の板に注目します。ワクチンや薬剤が「長い板」だとすれば、木桶の「短い板」に無関心でいる限り、いくら水を注いでもそこから漏れてしまいます。

南アフリカの場合、ここはエイズ感染率が高いところなので、特に注意が必要です。エイズ感染拡大の根底には、放漫な性行為、麻薬注射などの悪しき生活習慣が関係しているのが実情です。こうした良からぬ行為や習慣は、多くの人に感染を広げる「短い板」なのです。

そこで第一に求められるのは、ワクチンや治療薬ではなく、そうしや悪習慣の改善であるはずです。

自己免疫力を信じて、しっかり保つ

オミクロン株を前にした今、私たちはパニックを起こしてはいけません。

パニックや焦りは、いずれもマイナスの感情であり、自己免疫力を低下させるからです。多くの科学研究により、善良、誠実、思いやりなどのポジティブな思考を持つ人は、体内のインターフェロンやオキシトシンのレベルが非常に高いため、人体が本来もつ「ウイルスに対抗する力」を大幅に強めることができます。

ヒトの自己免疫力を軽視しないでください。英国の権威ある科学誌『ネイチャー』 に掲載された記事によると、ワクチンを打っていない47歳の女性が、新型コロナに感染したものの軽い症状で済み、抗ウイルス剤の投与もなく10日で完治したケースを報じていました。

身体面と精神面の双方から、皆さんご自身がもっている自己免疫力を高めることをお薦めします。そのポイントは、以下の2点です。

1、栄養バランスのとれた食事を心がけ、適度に運動をし、体を自然な状態に近づけていきます。

2、楽観的で穏やかな心、善良さ、誠実さを保持し、伝統的な生活様式を堅持します。

普段から心身ともに健康を保つことによって、ウイルスから自身を守る良い基盤ができると信じています。

(口述・董宇紅/翻訳編集・鳥飼聡)