北京国家遊泳中心(北京国家水泳センター)にある2022年北京冬季オリンピックのロゴの前を歩く中国人男性=2021年4月9日(Lintao Zhang/Getty Images)
中国の戦狼外交

「親善」と「威嚇」在日中国外交官の二つの顔=米メディア

最近、2人の在日中国人外交官が、日本社会に対して2つの対照的な態度を示したことで注目を集めている。

国際社会では2022年北京冬季オリンピックをボイコットする動きが高まる中、中国の孔鉉佑駐日中国大使は、日本で積極的に親善活動を行っている。11月29日、在日中国大使館は、福田康夫元首相、河野洋平元衆議院議長、山下泰裕日本オリンピック委員会会長などの要人を招き、北京冬季オリンピックをテーマにした1週間の展示会を開催した。

9月下旬に中国当局が今回のオリンピックで外国人観客にチケットを販売しないことを発表した後、日本選手のファンの一部がソーシャルメディアを通じて中国人観客に、現地での日本選手の応援を呼びかけた。これを受けて、在日中国大使館は同日、公式ツイッターで、中国人観客を代表して親善を表明し、前向きな約束をした。

▶ 続きを読む
関連記事
黒タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
湖南省の湘雅二病院で新生児が2度の開胸手術後に死亡した。遺族は医療ミスを疑い、病院側は死亡原因も監視映像も示していないという。ECMOや呼吸器の取り外しも同意なしとされ、危篤時も父親は面会できなかった
中国SNS「ウェイボー(微博)」で異例の凍結ラッシュ。「于朦朧事件」に触れた人は次々と凍結され、利用者の怒りが高まっている。