マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学。 2020年3月撮影(Photo by Maddie Meyer/Getty Images)

ハーバード大教授に有罪、中国との関係めぐり虚偽の報告 「若く愚かだった」

中国政府が進める海外高度人材招致プログラム「千人計画」の参加をめぐり、虚偽陳述や税の虚偽申告など6つの罪に問われたハーバード大学のチャールズ・リーバー教授に対し、米マサチューセッツ州ボストンの連邦裁判所の陪審員は21日、全ての罪状について有罪の評決を言い渡した。

リーバー被告はナノテクノロジー分野の世界的権威とされ、ハーバード大学化学・化学生物学部の学部長を務めていた。2020年1月に逮捕されてからは有給休職中となっており、現在末期のリンパ腫を患っている。量刑は裁判官が今後言い渡す予定だ。

検察側によると、被告は11年に中国湖北省の武漢理工大の「戦略科学者」として契約し、千人計画に参加。2012~17年に武漢理工大から給料として毎月5万ドル(約550万円)、生活費として年間15万8000ドル(約1700万円)を受け取っていたという。

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