「やはり起きていた」コロナ禍のなか糖尿病16%増加

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新型コロナウイルス(中共ウイルス)によるパンデミック発生から、すでに2年が経過しました。

コロナが招いた「もう一つの健康被害」

新しいデータによると、「コロナ禍中の2年間で、全世界の糖尿病患者数が16%増加した」と言います。

現在世界では5億3700万人の成人(20~79歳)が、糖尿病を患っていると推定されています。

新型コロナウイルスの感染拡大は、人々の健康を直接脅かすだけでなく、各地における封鎖政策を余儀なくされたため、人の移動と活動が大幅に制限される結果となりました。

それも非常時における、やむをえない手段であったことは否定しません。

しかし、日本でも一時は盛んに叫ばれた「ステイホーム(家に居なさい)」は、もう一つの健康問題の火種となりました。運動不足による肥満、人と会えないことによる憂欝な気分、糖尿病をはじめとする慢性病への望まざる接近などです。

各都市の状況によっても異なりますが、封鎖政策が実施された地域では、人々は一日中家にいて、テレビやパソコンの前に座っている時間が増加しました。

ある調査によると、今回の疫病の流行によって、1人が室内で座っている時間は、1日あたり約3時間増加したと推定されています。

人間は、活動しなければ不健康になってしまいます。

現在、オミクロン株によると思われる感染の第6波が猛威をふるっていますが、許容される方法によって体を動かすことは、私たちの健康維持に必要なことです。

まずは「立ち上がる時間」を増やす

そのために、どうしたら良いでしょうか。

ジムへ行って新たなフィットネスプランを始めるよりも、屋内で座っている時間を減らすことが最初のステップとして一番簡単です。

家の近所を歩くだけでも、いいのです。特にこれまで活動量が少なく、すでに慢性的な健康問題を抱えている人にとって、これはとても重要な一歩になるはずです。

ともかく「立ち上がる時間」を増やすことから始めましょう。
これは2型糖尿病患者にとって、インスリンの分泌が正常でなくても、ある程度の血糖を消費できることを意味するからです。1時間に2、3分は立って歩くだけでも、血糖値のコントロールに役立ちます。

屋内でも「立って活動」はできます

ある男性の成功例を紹介しましょう。
64歳のローリーズさんは、11年前に2型糖尿病と診断されました。

医師の診断結果を聞いた時、彼はとても落胆しました。
彼は仕事上、パソコンの前に長時間座る必要があり、毎日ほとんどの時間をデスクワークに費やしていました。医師から処方された糖尿病治療薬を服用しても、血糖値の改善効果はあまり思わしくないものでした。

彼は自分の健康を心配しながら、9年を過ごしました。その後、新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、在宅での仕事を余儀なくされたため、オフィスへの通勤のために歩いていた運動さえ諦めざるをえませんでした。

そこでローリーズさんは、屋内にいても体が動かせるように、さまざまな工夫をしました。

その一つが、高さが調整可能なスタンディングワークベンチに切り替え、立ったままでもパソコン操作ができる環境をつくったことです。

背筋をのばしてパソコンの前に立ち、手はキーボードを軽快に打ちながら、足はリズムよくステップを踏んで動かします。

ささやかな運動でしたが、彼がステイホーム期間に行ったこれらの努力は、無駄ではありませんでした。

糖尿病患者の重要な健康指標であるHbA1c(ヘモグロビンAワンc)が、2021年の初めから半減したのです。ローリーズさんは体重が減り、精神状態もだいぶ良くなりました。糖尿病を告げられた時の「死刑を宣告された」心境は、もう全くないと言います。

コロナ禍は、まさに長期戦に突入しました。
もしもあなたが糖尿病患者あるいは「糖尿病予備軍」でなくても、それぞれ自分の工夫によって、健康を維持するための運動を日々の生活に取り入れようではありませんか。

「立つ」「歩く」「室内を掃除する」「庭の草を取る」等々。
どんなことでも体を動かせば、それは健康に役立つ「運動」と言えるはずです。

(翻訳編集・鳥飼聡)