董宇紅博士が語る:感染を防ぐのは「見えざる力」

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欧州のウイルス学専門家でバイオテクノロジー企業の首席科学者である董宇紅博士は、大紀元のインタビューに対し「人類がこのパンデミックを克服するために、人間の思想精神状態のあり方も重要な条件です」と語りました。

なぜ「誰も防げない」のですか?

新型コロナウイルス(中共ウイルス)の変異株であるオミクロン株は、現時点では「重症化しにくい」とは言われるものの、その感染力はすさまじく、その前のデルタ株をはるかにしのぐスピードで「爆発的」な感染拡大を見せています。

さらには、オミクロン株が果たして「最後」になるのか否か、誰も分からないまま、現在の社会機能をかろうじて維持しているのではないでしょうか。

オミクロン株は、地球を呑み込むようなスピードで急速に広がっています。各国では、相変わらず「物理的な手段」すなわち隔離、封鎖、ワクチン、薬剤などによる対応措置を取っています。

中国国内では、ほとんど暴力とも言える封じ込め策をとっていますが、依然としてウイルス拡散を阻止できていません。

もはや「重症化しにくい」という一面だけが、すがりつくには心もとないほど細い「頼みの綱」になっている感があります。その一方で、実際に世界では今どれほどの人が罹患し、どれほどの死亡者がでているのか、私たちは把握できていないのです。

もちろん多くの科学者は、どうすればこの感染拡大を収束できるか真剣に考えています。

しかし、いくつかの見えない、触れることができない、しかし実際に存在し、直接的に人間の健康に影響を与える「もの」について、多くの科学者や専門家は考えが及んでいないようです。

物理的手段だけでは、誰も感染拡大を防げないのです。そのことが明らかになった今、私たちはどこに立ち返るべきでしょうか。

「見えないもの」が免疫力に影響します

物理学者アインシュタインの質量エネルギー方程式は、この宇宙で、質量のある物質はすべてエネルギーを持っていることを教えてくれました。

私たちの目には「エネルギー」「精神」「思想」「心」などは見えませんが、それらは物質の体現でもあり、物質の世界に確実に影響を与えることができます。

例えば、人間の精神や思想は、目に見えなくても免疫力に影響を与えるのです。

誠実で人を許すことができる寛容な人は、体内のコルチゾール反応が低く、免疫力が相対的に高いことが分かっています。これは「精神が物質世界に具現された証し」でもあります。

つまり免疫力の向上は、薬やワクチンだけではなく、自身の精神状態を正しく整えることによっても実現できるということなのです。

以下の表は、「生命の意義」に関心をもって探求する人と、関心をもたない人について、その体がもつ「ナチュラルキラー細胞」の変化を比較したものです。

ナチュラルキラー細胞は、体内に侵入した他の細胞を異物とみなして攻撃する細胞で、自然免疫の主要因子としての機能をもちます。この表によると「生命の意義」に関心をもつ人のほうが、それを多く保有しており、免疫力が高いことを示しています。
 

生命の意義を探求する人がもつナチュラルキラー細胞は、強力な抗ウイルス能力を持っています。(健康1+1図)

世界保健機関(WHO)による健康の定義は、「肉体的、精神的、および社会的に完全な状態」とされています。

現在、防疫に対する認識には大きな誤解があるようです。つまり、物質的レベルの対策ばかり提示しようとしますが、人間には思考する心があり、健康の基盤となる精神もあるということを忘れているのではないでしょうか。

人間の自然免疫力は、むしろこうした「見えないもの」によって支えられているのです。

米国の精神科医で心理学者のデビッド・ホーキンス博士は、10年以上にわたり世界各地の人々を調査した結果、「絶望」「悲観」「不安」などのマイナスの感情や思考が、人体に低エネルギー状態をもたらすことを発見しました。

これに対して、人を信頼でき、勇気があり、つねに穏やかで、他者を配慮できるような肯定的思考をもつことは、体内エネルギーを高め、免疫細胞の機能を活性化するのです。
 

デビッド・ホーキンス博士の調査にもとづく図表。肯定的思考をもつことが、体内エネルギーを高め、免疫機能を活性化します。(健康1+1製圖)

「抑うつ症状の人」は感染しやすい

新型コロナウイルス(中共ウイルス)の感染拡大が始まって以来、私たちは正常な社会活動が著しく制限されてきました。

多くの人が同僚や友人と直接会うことができず、パソコン画面ごしの会議や授業に代替されました。経済が停滞することで、仕事や生活への不安がつのりました。それらを原因とする精神上の問題を抱える人も、非常に多くなってしまったのです。

2020年の米国勢調査局の調査によると、同年4~5月に起きた感染第1波のピーク時には、米国の成人の約1/3が精神不安やうつ病になりました。これは前年の2019年に比べて、うつ病の罹患率が2倍になったことを意味します。

精神状態が憂鬱である人は、体内のリンパ球の増殖反応力が低下します。そのため、ウイルスに対するT細胞の免疫力、およびナチュラルキラー細胞の活性も低下することが判っています。

つまり精神状態が不健康であると、体の抵抗力が落ちて、ウイルスや細菌に感染しやすくなるのです。
 

うつ病は、体の抵抗力を弱めるため、ウイルスや細菌に感染しやすくなります。(健康1+1図)

「正の思考」がウイルスを撃退します

心を強く、しなやかに保ち、常に明るい希望をもってください。
同時に、周囲の人を思いやる優しい気持ちをもってください。
あなたの免疫力アップは、このような目に見えない「正の思考」への転換から始まります。

ハーバード大学の心理学者・ディビッド氏が行った、興味深い研究があります。

実験参加者は、インドのコルカタ(カルカッタ)で病人や貧民を救済する奉仕活動を描いた映画『マザー・テレサ』を鑑賞した後、映画から受けた感動によって免疫機能が高まっていました。映画鑑賞後、1時間たっても、彼らの免疫機能は高いレベルを維持していたと言います。

不思議なことにその影響は、「もともとマザー・テレサが好きではない人」にも及んでいました。彼女の善行や慈愛の力に、誰もが心の底から共感したのです。

私(董宇紅)は最近、ネバダ州出身のヘレン・スミスさんが、昨年2月28日、米国で開催された神韻公演を鑑賞したという大紀元の記事を目にしました。

彼女は呼吸器に重い疾患があるため、酸素ボンベをもって神韻公演を見に行ったのです。ところが彼女は、ステージを見た後に酸素マスクを外し、自然に呼吸できる状態で人と話していたそうです。

神韻の演目は、いずれも正統な中国伝統文化に基づくものであるため、ステージを鑑賞した観客に大きな感動と、膨大な正のエネルギーを与えます。

このエネルギーは、人体の自然免疫力や治癒力を高めることに非常に有効なのです。神韻を鑑賞した彼女が、たちまち酸素マスクを外して会話できるようになったのも、その効果によるものであると考えられます。

精神現象は、目には見えませんが、確かに「大きな力」を持っています。

本来ならば、ウイルスに感染しないための防疫措置も、目に見える物理的空間だけでなく、思想や精神世界においても確実に実施されることが不可欠なのです。

日本の皆様へ

新型コロナウイルス(中共ウイルス)の感染拡大は、今後も加速度的に続くと予想されます。一方、ワクチンの追加接種と封鎖措置に傾注する現行の方法は、もはや限界に達しているのかも知れません。

皆様の日本でも、連日、懸念される状況が続いていると伺っております。

今こそ、目には見えない「正の思考」が、きっと皆様の自然免疫力を高めます。

さらに、全人類のあらゆる力がその一点に集中されてこそ、新型コロナウイルスの感染拡大から1日も早く抜け出すことができると信じます。

皆様のご健康とご無事を、お祈りいたします。

(口述・董宇紅/翻訳編集・鳥飼聡)