台湾新竹市にある世界最大の半導体ファウンドリー台湾積体電路製造(TSMC)の社屋(SAM YEH/AFP via Getty Images)

台湾、産業スパイ対策に国家安全法改正へ 重要技術の窃取等に厳罰化

国家の安全保障や経済発展に関わる核心的重要技術を中国共産党などのスパイ工作から守るため、台湾行政院(内閣)は17日、「国家安全法」などの改正案をまとめた。草案は立法院(議会)へ送付され、審議される見通し。

改正案では新たに「経済スパイ罪」が設けられ、法定刑は最高で懲役12年、罰金1億台湾ドル(約4.1億円)となる。台湾と中国本土の民間の往来に関して規定した「台湾地区と大陸地区の人民の関係に関する条例」も改定し、核心的重要技術を取り扱う関係者が中国本土に赴く際に審査が必要となる。法定刑は最高で懲役3年、罰金2500万台湾ドル(約1億円)。

行政院の羅秉成報道官は記者会見で、台湾の重要な経済的支柱である先端技術産業に対する浸透工作は深刻化し、技術人材に対する誘惑や核心的重要技術の窃取が大きな問題になっていると指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
中共は外資誘致に向けた新措置を打ち出したが、対中直接投資の減少は続いている。4月に公表された「産業チェーン・サプライチェーン安全規定」が外資企業の警戒感を強め、撤退を加速させているという
中国で「民族団結進歩促進法」を7月1日から施行する。同法について中共政府は、「中華民族共同体意識」を強固にし、各民族の合法的権利を守るための法律だと説明しているが、真の目的は何だろうか
今年も「We are sorry」の季節がやって来た。豪雨で混乱する中国の空港では、この謝罪放送が利用客の間で「空港専用BGM」と呼ばれている
端午節の時期、中国ではちまきだけでなく車まで包んでいた。6月以降、中国19地域で巨大ひょうが相次ぎ、街にはお布団姿の車がずらり…
「大学生が何を見たか全部わかる」。そんな監視システムの説明書が中国で公開された。若者たちが自分の頭で考えることを、当局は恐れているのである