SWIFTからのロシア排除、常に選択肢=米大統領
[ワシントン/ブリュッセル 24日 ロイター] – バイデン米大統領は24日、ロシアに対する制裁で同国を国際銀行間通信協会(SWIFT)の国際決済ネットワークから排除することに踏み込まなかったことについて記者団から質問された際、「常に選択肢にある」と述べた。
その上で、現時点で欧州で望まない意見があると述べ、制裁に盛り込まなかった理由を説明した。
旧ソ連の構成国で、現在は欧州連合(EU)に加盟しているバルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)は24日、ウクライナ侵攻を始めたロシアの金融機関をSWIFTから排除するよう国際社会に求めた。
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トランプ米大統領は、プーチン露大統領とゼレンスキー宇大統領の首脳会談が不可欠だと強調し、戦争終結へ両者の対話を求めた。
ロシア外相はプーチン・ゼレンスキー会談の予定はないと発言。双方は妥協せず、戦闘と制裁強化の主張を続けている。
ゼレンスキー氏は中国が戦時中ロシア支援を行ったとして、戦後ウクライナ安全保障国への参画を拒否する方針を表明した。
米国がウクライナの安全の保証に関与すると表明。停戦や領土問題、三者会談の可能性など、戦争終結への外交努力が議論された。