台湾の蔡英文総統は12日、台北郊外の軍射撃場で予備役部隊の射撃訓練を視察した。ウクライナ情勢に触れ、自衛には国際支援に加え、市民の団結が必要だと訴えた。写真は訓練を行う部隊で南勢埔に12日撮影(2022年 ロイター/Ann Wang)

台湾総統、予備役部隊の訓練視察 ウクライナ情勢踏まえ団結訴え

[南勢埔(台湾) 12日 ロイター] – 台湾の蔡英文総統は12日、台北郊外の軍射撃場で予備役部隊の射撃訓練を視察した。ウクライナ情勢に触れ、自衛には国際支援に加え、市民の団結が必要だと訴えた。

台湾当局は昨年終盤に、予備役部隊の訓練強化を発表。今月から従来の5━7日よりも長い2週間の訓練を受け、射撃などの演習の時間も増えた。

戦闘服姿で視察した蔡総統は「国を守る上で、国際社会の結束と支援に加え、国民の団結が非常に重要であることをウクライナの最近の状況が改めて証明している」と述べた。

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