岸田文雄首相は22日午前の参議院予算委員会で、24日にベルギー・ブリュッセルで開催されるG7(主要7カ国)首脳会合に対面での出席を調整しているとし、米国を含む各国首脳とウクライナ情勢について意見交換し、今後の外交の在り方について意思疎通を図りたいとの意向を述べた。写真は2月25日、東京の首相観点で撮影(2022年 代表撮影)

ロシアの平和条約交渉打ち切り表明、政府が強く抗議 極めて不当

[東京 22日 ロイター] – 政府は22日、ロシアが日本との平和条約交渉を打ち切ると発表したことについて、不当なものだとして強く抗議した。

岸田文雄首相は午前の参議院予算委員会で、ロシア側の発表について「極めて不当であり、断じて受け入れることができない」とし、日本として強く抗議すると語った。

ロシア側が打ち切りの理由として、日本がウクライナ情勢を巡ってロシアに対する制裁措置を導入したことを挙げていることに関しても「すべてロシアによるウクライナ侵攻に起因して発生しているものであり、それを日ロ関係に転嫁しようとするものだ」との見解を示した。

▶ 続きを読む
関連記事
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中国が東アジア海域で海軍と海警局の船100隻以上を展開した。 木原稔官房長官は、中国の軍事動向には「平素から重 […]
防衛費の財源確保をめぐり、政府・与党が所得税に1%を上乗せする「防衛所得増税」を2027年1月に実施する方向で検討を進めていることが分かった。安全保障環境の変化を背景に、防衛力強化と財源確保のあり方があらためて焦点となっている。
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
2022年の安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判第13回公判が3日、奈良地裁で開廷した。安倍氏の妻である昭恵さんが初めて出廷した