【映画紹介】
中国電波ジャック事件から20年 映画『長春』が語る感涙の真実
2002年3月5日午後8時、中国長春市で十数人の法輪功学習者が地元テレビ局の電波を50分間ジャックし、中国共産党による法輪功への中傷を暴露する番組を放送した。20年後の今、その真実がアニメーション・ドキュメンタリー映画という斬新な形で世界に発信されている。
事件発生から数時間後、中国当局は戒厳令を発動した。5千人以上の法輪功学習者が逮捕され、そのうち400人以上が強制労働収容所に投獄された。電波ジャックに関わった法輪功学習者のうち、少なくとも7人は尋問中に惨殺された。15人は4~20年の禁固刑を言い渡されたが、そのほとんどは獄中死した。
こうした恐怖から海外に脱出する者もいた。その一人が「中国のアニメ王」と呼ばれる漫画家、大雄(ダーシォン、本名・郭競雄)氏である。事件後、長春を離れ、北京や広州を転々とし、08年にようやく米国にたどり着いた。 この間、中国共産党に3度逮捕された。
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「2002年3月13日の午後7時頃、私が6階にある事務室に戻る時、2階の刑事課の取調室から罵声が聞こえた。私がドアを少しだけ開けて中を覗いてみると、複数の警官が拷問を行っているのが見えた。劉海波さんが全身裸にされて、手錠で虎の椅子に固定され、頭も動かないように固定されて跪いていた。2人の警官が高圧スタンガンを肛門に挿入して電撃していた。その横には、数本の折れた木の棒があった」