2022年4月7日、中国上海で中共ウイルス(新型コロナ)の陽性判定を受けた患者のための仮設病院(STR/AFP via Getty Images)

上海市衛生当局の幹部が自殺 都市封鎖でストレス増か

中国政府系新聞紙・環球時報の前編集長である胡錫進氏らによると、上海市虹口区衛生当局の幹部が事務所で自殺を図り死亡した。上海市などは公に発表していない。

ネットユーザーらは13日、虹口区衛生健康委員会の幹部、銭文雄氏が12日午後に自殺で亡くなったと投稿した。投稿によると、銭氏の妻は末期がんを患っており「本人は元々妻の病気で落ち込んでいた」。「防疫期間中に仕事量が急増して」さらに精神的に追い込まれたという。

胡錫進氏は14日早朝、SNS微博(ウェイボー)上で「上海市の報道機関で働く人に銭文雄氏が亡くなったことを確認した」と投稿し、「この悲劇は、上海市の防疫対策で、末端組織の一部の幹部が重い負担を担っていることを反映した」と示した。

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